【第2回】野菜の品質との格闘
「ロスヘル」店長の五百崎です。
今でも続けているサッカーのリーグ戦が始まり、初戦を戦ってきました。
まだ4月ですが、もう外は暑く、今シーズン通して日々準備しないといけないなと思いました。
暑さ対策として、茄子やトマト、キュウリなどは抗酸化ビタミンやミネラル分が多く、
疲労軽減や足の痙攣抑止に効果的との事で、なるべく食べるようにしています。
(ロスヘルインスタグラムより)
さて、2回目のブログは、1回目でも少しお話した野菜の品質についてお話します。
まず「ロスヘル」の出荷日の前日に、野菜や果物が全国から続々届きます。
ここで、初めて野菜や果物の実物とのご対面になるわけですが、いつも品質や状態にはドキドキして箱を開封しています。
最近では農家様から、事前におおよその情報を頂いてはいるのですが、それでも実際に届いた野菜の品質は違ったりするときもあり、気を抜けません。
最初にお話ししましたが、最近では外気温も上がってきたので、葉物などの低温保存したほうがいい野菜や果物は、すぐに冷蔵室に入れ、状態の確認をします。
(鮮度、大きさ、数量など)
実際、傷んだものや、お届けまでに傷みそうな状態なものも混ざっているので、そういう野菜は除外しています。
(傷んで食べられない野菜は、コンポストに入れて堆肥にしています。コンポスト堆肥は社員さんの自家菜園で活用していてとっても好評です。)
僕が店長になってから、それまで検品作業を行っていたメンバーを固定しました。最初は「これは大丈夫ですか?」とよく聞かれましたが、今では「これは外しておきました」と言ってくれるようになり、とても心強いです。
そんな野菜の品質の判断として第一に考えていることは、「食べても問題ない事」です。
これは、まず「傷んでいないこと(キズとは別)」であり、次に野菜の性質、特徴、病気などを理解して判断することになります。
例えば、冬にキャベツが届いた時に、ほとんどのキャベツに小さい黒い斑点が所々にありました。
最初、検品メンバーから、「届いたキャベツが殆ど傷んでいます」との報告がありました。
驚いて確認してみましたが、黒い斑点は、一見傷んでいるように思いがちですが、実は寒さが原因で発生するものなんですよね。
当然食べても全く問題ないものなんです。
さつまいもは特に難しく、数少ない「寒さに弱い」野菜です。寒い冬に特別な扱いをする必要があり、これが不十分だと低温障害を起こし、見た目は問題ないんですが、切ってみると内側が黒くなって食べない方がいい状態になってしまいます。
(ぱっと見綺麗なんですが・・・)
こんな風に、野菜の個性を理解して、判断・対応をして「ロスヘル」をお客様のお家までお届けしています。
これからは一気に暑くなってくるので、特に気を配って野菜の鮮度を保つようにしていかないといけないと思っています。
野菜や果物については、まだまだ知らない事が沢山あるので、これからも勉強していきます!
次回は出荷作業レポートを上げる予定です。