コンポストとは?
野菜くずや魚の骨、落ち葉などの有機物を、微生物の働きを活用して発酵・分解させ、堆肥を作ること。
コンポストは、実は昔から伝承されてきた 限りある資源を活用する大切な知恵!
※一口メモ
実は化学農薬・肥料のない江戸時代あたりまでは、暮らしに密接なものであり、当時は家庭の生ゴミだ けでなく、人や家畜の糞尿も堆肥化していたそう。
【コンポストは何が良いの?】
▼生ゴミが減る
生ゴミを捨てるビニール袋の消費も削減
▼自宅で有機栽培に取り組める
庭やベランダで植物を育てることは癒しになる効果も
▼ゴミが減ることで焼却負担が減る
二酸化炭素排出の削減にもつながる
▼作った野菜は安心して食べられる
化学肥料に頼らず栄養たっぷりの土ができる
▼環境に関心を持つきっかけになる
自身だけでなく家族が関心を持つきっかけにも
いざコンポストに挑戦!!
【コンポスト開始】
▼どんなコンポスト?
畑がなく、住宅街ということもあり、なるべく臭いが 出ないであろう、バッグ型コンポストを使用してみました!バッグと配合基材がセットになった手軽なコンポストです。
▼どんなものを入れるの?
野菜や肉、魚、ご飯、麺、 卵の殻、調理済み食品、 食べ残し、痛んだもの、 腐ったもの、お茶がら、 コーヒーがら等。
▼入れてはいけないものは?
貝殻、とうもろこしの皮、 栗の皮、塩分の多い調味料、 雑草、生花。
【投入スタート】
1日300gから500gを目安に約3ヶ月程投入!その後、2~3週間熟成させ堆肥になる予定です。※合計20kg投入できます。
・真ん中に穴を開け、ひと口大に 切った野菜くずを投入します。
・投入したら、土をかぶせて いきます。※混ぜ込みません。
【コンポスト途中経過】
▼開始1週間後
まだ分解は進んでいない様子。7日から10日は分解が始まるまでの期間だそう。
▼開始2週間後
分解が進みだしました!微生物が働いている証拠です!引き続き投入し、1日1回は全体をかき混ぜ空気を送り込みます。
【コンポスト途中経過】
▼開始1ヶ月後
バッグの外側にコバエが発生し始めました!臭いも多少出てきてしまい、急いで対策を行うことで、約2週間程で落ち着きました。
▼コバエ対策
お酢を薄めたスプレー(20倍希釈)を散布!
▼臭い対策
①動物性の生ごみを入れた場合は、いつもよりしっかり混ぜて空気を送る。
②水分量を確認する。手で握るとゆっくり崩れ落ちるくらいが目安。
→水分過多:数日投入を休む
→乾燥してる:水分を入れる
【コンポスト熟成へ」
▼開始3ヶ月後
投入した生ごみは、翌日には だいたい分解され、卵の殻や玉ねぎの皮など分解されにくいものは形が残ったままです。(これはこのままで問題なし♪)
▼開始4ヶ月後
生ゴミの量が一般より少なく、約4ヶ月後にようやく熟成に入りました。こちらの写真は乾燥気味。この後、水500ml程追加し混ぜ込みました。
【コンポスト熟成完了】
水分量に気をつけながら週に2、3度全体を混ぜ、色が黒っぽくなり、しっとりとした状態で3週間ほど経てば、完成♪
堆肥と用土は、1(堆肥):2~(用土)。今回は堆肥と赤玉土 を1:3で混ぜ込みました。
【コンポストの良かった点】
▼ゴミの量が減った
生ゴミが減ったのはもちろんのこと、家族でゴミへの意識が高まった結果、愛用するゴミ袋の容量が45Lから25Lのゴミ袋へと変わっていった。
▼家の中のゴミ箱が臭わなくなった
夏場だったが家の中のゴミ箱は全く臭わなくなり、ストレスゼロへ。
▼子どもへの食育につながった
一緒に取り組むことで、生ごみが堆肥になり、堆肥を使って野菜や果物を栽培できることを肌で感じることができた。収穫して食べることをすごく楽しみにしています♪
コバエが来たり、臭いが出てしまったことは、心折れそうな体験でした。
しかし対処法がわかり、臭いもなくなり、コバエもいなくなる事実を体験できたので、次回からは難なく対処できそうです(^^)
コンポストへ投入する際は、小さくカットするのが良さそう。
多少 手間はかかりますが、メリットを考えるとコンポストはお薦めです!
いかがでしたか?コンポストは意外と簡単!一緒に始めてみませんか!?