秋の夜長は…捨てる前に!うま味たっぷり出汁を作ろう

いつも当たり前のように捨てているアレ。
廃棄するしかないと思っていませんか?

・むいた野菜の皮
・きのこの石づき
・魚の骨
・鶏の骨

それ、まだうま味を楽しめます!
せっかくなら、自分だけの「マイ出汁」つくってみませんか?

【出汁の魅力】
▼出汁は素材のパワー

出汁は素材の《うま味》を引き出したもの。出汁自体が 美味しいのはもちろん、他素材のうま味も引き立てます。
▼料理の時短に
素材のうま味を引き立てるから、料理の味付けは シンプルでOK!味付けの時間を短縮できる!
▼塩分を抑えられる
シンプルな味付けでも料理が十分美味しくなるゆえ、 塩分も抑えられるから健康にもGood!

【ベジブロス】
ロスヘルでは定番となっているベジブロス。聞きなれない単語ですが、野菜の皮やきのこの石づきから取れる出汁のことです。
・野菜や果物の皮やヘタ、タネ
・捨てがちな葉物野菜の外側
・玉ねぎの皮もOK
・きのこの石づき
↑こんなものから美味しい出汁が取れる!捨てる予定だった部分を冷凍や乾燥させ溜めてから作るのがオススメ!
<材料>
・野菜や果物の皮など 200g
・水 1リットル
・料理酒 小さじ1
<作り方>
① 大きめの鍋に材料を全て入れ、火にかける。
② 沸騰する直前に弱-中火にし、20~30分煮込む。
③ 火を止めて粗熱を取ったら、ザルにキッチンペーパーを敷き②をこして出来上がり!
▼じゃが芋やさつま芋など、煮崩れする野菜を使う場合は、こす際にキッチンペーパー必須です!ニンニクや香りの強い野菜は不向き、ブロッコリーやゴーヤは苦味が出る可能性があるので量を調整して ください。カレーや味噌汁、どんな料理にも使える!

【魚骨の出汁】
魚の三枚おろしで使わない部分(あら)を利用した「あら汁」。お出汁が出て美味しいですよね。そう、食べない部分にもしっかりうま味がある!捌くことが苦手な方は、スーパーの鮮魚コーナーで捌いてもらって骨もゲットしてみよう!

<出汁にオススメの魚>
白身魚ならだいたい良い出汁が出ます。他にも、スズキやマダイ、メバルなどもオススメです。
<材料>

・魚の骨など不要部分 1~2尾分
・水 1リットル
・料理酒 大さじ1
<作り方>

① ザルなどに魚の骨を置き、熱湯をかけ10秒ほど置いてから流水でぬめりやウロコを洗い流す。
② 大きめの鍋に水、酒、下処理をした骨を入れる。
③ 沸騰直前まで温め、弱~中火にしたら沸騰させないよう煮込む。アクが出るのでアク取りも行う。
④ 水分が2割ほど減ったら火を止めて、ザルやキッチンペーパーを利用してこしてでき上がり!
▼魚の骨をローストしてから出汁をとる方法も。 こした後の骨に付いている身もほぐして活用できる!

【鶏骨の出汁】
鶏手羽料理やフライドチキンなど。 食べた後の骨からだって、美味しい出汁ができる! 調理時間はちょっと長くなるけれど、作り方は簡単。

<出汁の冷凍保存>
粗熱をとってから 冷凍容器や冷凍保存袋に 入れれば、冷凍保存も可能。 料理のうま味を引き出したい! なんて時にサクッと使えて便利です。
<材料>
・鶏ガラ(鶏の骨) 200g
・水 1リットル
・料理酒 大さじ1
・長ネギの緑部分 1本分
・ショウガ スライス2~3枚
<作り方>
① 鶏の骨は流水で汚れなどを落とす。
② 大きい鍋に全ての材料を入れ、火にかける。
③ 沸騰直前に弱-中火にし、30-60分ほど煮込む。アク取りもお忘れなく。
④ 水分が減ったら、差水をしてもOK!ザルでこせば、完成です!
▼洋風料理に使うなら、ショウガをニンニクに代えるのも オススメです。水炊きやお鍋、出汁でご飯を炊いても 美味しい! いろんな料理に活用してみてください!